ヤクザと家族The Familyの感想文
「ヤクザと家族 TheFamily」を見た。
もう2日経つのに、一向に映画の世界から帰ってこられないので、読書感想文ならぬ映画感想文を書くことにした。
夏休みの宿題クオリティなので、そこは期待しないでくれ。
映画を見てから、ふとした瞬間に映画のこと、ヤクザのことを考えてしまう。
これはやばい。
どれくらいヤバいかというと、仕事中に「ヤクザ」「暴力団」を検索してwikiを読み耽るのは序の口で、仲良く談笑しているおっさんず(上司)の輪に「私、昨日ヤクザと家族という映画を見ましてね」と割り込んでいきたくなる衝動に度々駆られるくらいには、ヤバい。
ちなみに会社ではプライベートのことはほとんど明かさず、会話も最小限の謎の女で通っている(つもり)の私が、だぞ。それくらい、とにかくヤバい。
なぜこんなにも「ヤクザと家族」を引きずっているのかというと、この映画が「私の中のヤクザ」という幻想をボッコボコにぶち壊してくださったからである。
ところで、あなたはヤクザと言ったらどんなものを想像しますか?
暴力に躊躇がなく、悪いことに手を染めていて、金回りがよく、かっこいい車に乗っている。そんな感じじゃないですか?
私はそうでした。
いろんな漫画や小説に出てくるヤクザはいつだってそうだった。
シャブやチャカや殺しが身近で、裏世界の住人。人々に畏怖される存在。
現実では絶対に関わりたくないけれど、そのアウトレイジでアウトローな感じがかっこよくて、憧れた。
だけど、ヤクザがステータスだった時代はいつの間にか終わっていた。
知らない間に、終わってた。
私の持つヤクザのイメージは一昔前のヤクザで、令和の時代のヤクザは迫害され生きるのに必死だ。
「ヤクザ」というステータスは、憧れどころかデメリットでしかなくなっていた。
私の幻想の中のヤクザは、今の時代にはもうどこにもいないのだ。
考えてみると、そもそも私はヤクザの事をロクに知らない。
「ヤクザ」「暴力団」「反社会的勢力」「極道」、よく耳にする言葉だ。
だけど誰がなんの為に使い分けているのか?
そもそも、それらが同じものを指しているのかすら曖昧だった。
Wikiで得た知識を披露すると、それらは皆同じ組織を指している。
「暴力団」は警察が作った呼び名で、「極道」は組員が自らを表すときに使う呼称。「ヤクザ」の語源は諸説あるが、江戸時代頃からあった言葉らしい。
ヤクザは何をして稼ぎ生きているのか、どんな組織なのか。
ただの悪い奴とヤクザの違いは何か、何を持って「ヤクザ」となるのか。
改めて考えてみると、何も知らなすぎた。
知らなすぎたので、「暴力団排除条例」なんて条例の存在も知らなかった。
なんと、この条例のおかげで、今のヤクザはあらゆる契約ができないのだ。
契約を結ぶ際「自分が反社会的勢力ではない」という念書を必ず書かなくてはならなくなり、偽ると詐欺罪で逮捕され、認めれば契約を拒否される。
よって今のヤクザは、家を買うことも、ローンを組むことも、クレジットカードの登録も、携帯電話を買う事すら自由にできない。
今の時代、それらができないと言うことは、生きる事を否定されているのと同義ではないでしょうか?
けれど、条例という公の形で、それをヤクザに科す事を認めている。
もはやヤクザに人権は必要ないって国が言っている訳なんですよ。
平和な時代に生まれたものだから、それはそれでどうなのでしょうかと思ってしまうが、そうでもしないとヤクザを壊滅させる事は不可能なんだろうなあ。
ヤクザという負の存在を徹底的に世の中から排除してくれようとする政府と警察への信頼&感謝の気持ちと、ヤクザという文化が衰退していく寂しさが私の中で戦っている。
話を戻すと、「ヤクザと家族 The Family」はヤクザの山本賢治を通して3つの時代を描いている。
1999年、2005年、2019年。
1999年に親分と出会ってヤクザになり、2005年に逮捕され、14年の刑期を終えて出てきたら全てが変わっていた。
2005年はまだまだヤクザが幅を利かせていて、街でも権力を持っていて、金回りもよかった。望みはなんでも叶った。この時代は、私のイメージするヤクザそのものだった。
そんな年に組同士の揉め事により殺人で逮捕され、14年後へ浦島太郎。
立派だったはずの柴咲組事務所は寂れているし、組員は自分を入れて5人しかいないし、尊敬していた親分は病気で酷く弱々しくなっている。
もうこの辺りの描写が辛くて辛くて。
賢治は「組を頼む」と若頭に全てを託して逮捕されたのに、この有様。
舎弟だった細野(市原隼人)も組を辞めていた。
そして、柴咲組が、ヤクザが、今どんな境遇に立たされているかを知る。
賢治の外での記憶は贅沢で華やかだったあの時代で途切れていて、次に外で見るのがこの惨めな現状。幹部ですら夜中に海に入って密漁したり、手を出さないはずだったシャブの売買に手を染めていた。どうにか組を存続させ、生きる為に。
誇りもクソもあったもんじゃない。
かっこよくて憧れだった大人たちのそんな姿、どんなに惨めに映っただろうね。
あまりに辛い。
真っ当な人生を歩むべく、ヤクザを辞めた細野の選んだ道も決して楽ではない。
ヤクザを辞めても、事あるごとに重くのしかかる5年ルール。
5年はまともに働けないし、人間として見てもらえない。
5年が過ぎても、ヤクザだった過去が事あるごとにマイナスに作用する。
ヤクザだった人間は、一生重しを背負い続けなければならないのだ。
みんなヤクザであることが誇りだったはずなのに、状況が変わっていくうちに、ヤクザでさえなければ、ヤクザにさえならなければ、と何度も考えたんだろうなと思うと、もう辛くてどうしていいかわからなくなる。
幸せだったあの頃まで否定して欲しくないのに、否定する気持ちも死ぬほどわかる。
そして刑務所から出てきたばかりの賢治に、それを突きつける残酷さがもう、もう。
藤井監督、天才・・・。
無理矢理のハッピーエンドも、過剰演出もなかった。
舞台装置としての人間もいなかった。
登場人物全員が、それぞれ必死に生き、足掻く姿を見せてもらった。
その姿が余りに、受け止めるには余りに重くて、だからずっと映画の世界から帰ってこられなくなってしまった。
映画になっていない部分のことについて、想像する。
賢治の刑務所での時間、柴咲組が衰退していく様子、賢治のいない間に親分、細野、中村、ユカがどんな風に何を思い生きていたか。
親分が倒れた時、細野が組を抜ける時、シャブを売る決断をした時。
見てみたかった。
組を抜ける時って普通ならケジメをつけなければいけないんだと思うんだけど、あれだけ大量に人が辞めているとなると、きっとある時点から去る者は追わず状態だったと思うんだよね。その決断イコール、柴咲組存続への諦めだったと思うので、その絶望の瞬間が見たい。(悪趣味)
ヤクザと家族、すごくいい映画です。
まだまだ帰って来れそうにない。
「黄昏の岸 暁の天」まで読みました!
十二国記、順調に読み進めています。
なんて・・・なんて面白いんだ・・・とページを捲ることにありがたみを噛み締めながら読んでおります。
ようやく「黄昏の岸 暁の天」まで読みました。
ずーっと勢いの衰えないまま、尋常じゃない面白さが続いています。すごい。
私は1番初めに「魔性の子」を読んだのですが、「魔性の子」を読んでいるときはこちら(十二国側の世界)の世界 の事は何一つわからない状態で読んでいたので作中出てくる使令や麒麟の記憶が曖昧だったのですが、「黄昏の岸〜」を読んだら色々勝手に記憶を脳内変換してしまっていたことに気づきました。
「魔性の子」で途中「タイキを知りませんか?」という女性がチョイチョイ現れていたましたが、シリーズを読んでいくうちに「あれはサンシだったんだな」だと思っていたのですが、サンシじゃなかったですね。サンシはずっと泰麒の内にいたんですねえ。(そもそも足が獣だからタクシーに乗ったりできないですよね)
そうすると、あれは蓮燐だったんですかね。範燐(漢字が違う気がするけど)が貸してくれた変身マント的なものをきた蓮燐ですかね?
あのあたりが記憶がめちゃめちゃ曖昧なので、「白銀〜」を読む前にせっかくなのでもう一度「魔性の子」を読んでおこうと思います。
シリーズを読む前の魔性の子と、シリーズを読み進めたあとの魔性の子は絶対感じ方も面白く感じる点も異なると思うので、めちゃめちゃ楽しみです。
シリーズの中のメインの主人公と思われる陽子と泰麒。
個人的に、陽子は「少年漫画の主人公」(のちに青年漫画となる)で、泰麒は「少女漫画(異世界巻き込まれ系)のヒロイン」だと思いながら読んでいます。
ですが、どうやら「黄昏の〜」の終盤の成長した泰麒は少年漫画の主人公みが出てきていました。この成長した泰麒が「白銀の〜」でどんな活躍をしてくれるのか、どんな成長を見せてくれるのか楽しみです!!
ていうか泰王どうしたんだよ〜!驍宗様どこいっちゃったんだよ〜〜!!心配だよ〜〜!!
捕われてるんですか?
アセンに捕まってるんですか?
楽しみです!!!!
では、おさらばーい。
銀桂、きてます。
いま、また銀魂の波がきてます。
銀桂のビックウェーブに一人でめちゃめちゃはしゃいでいます。
同じ作品に定期的にハマり続けるタイプのオタクなのですが、今回の波のきっかけは「よりぬき銀魂さん」です。
一杯のかけそば編、ほんと銀桂・・・
幼馴染つよ・・・
まじでつよい・・・
ていうか改めて桂さんってどうみたって理想の幼馴染ヒロインなんですよね(何百回も言う)
美人で、ちょっと抜けてて、優等生タイプで、世話焼きで、サラサラストレート。「さすが銀時だ」ってめっちゃ褒めてくる。
え?思春期の銀ちゃんが惚れないわけなくね?
そんな訳で、いまdアニメストアで、一期からちまちま銀魂見返してるわけなんですけどもね。
あんま萌えない回(桂さん出なかったり、真撰組出なかったり)はちょいちょい倍速で飛ばしながら見たりして、ようやく今、6股銀ちゃん編です。
いやー、やっぱ銀魂は声優さんが最高だから、もう声だけでも最高。演技が好きすぎて無限ループから抜け出せやしない。
くぎゅかわいすぎる。石田さんあまりに声が良すぎる。鈴村さん好きすぎる。阪口さんも杉田さんも、小林ゆうさんも大好きすぎるから延々ループループループ・・・(つらい)
その上作画がよすぎて最高。同じところ100回くらい見てる。ほんとに顔がよい。
動きも良い。
辰馬と決めポーズするところ(蓮舫編)とか本当にかっこよい。どうやったらその動きになるのよ、好きすぎるわ・・・
dアニメストアはコマ送りがないのが悔やまれる。
オタクはね、コマ送りがしたいんですよ。
頼むからコマ送りさせてくれ。
コマ送りした上で「ほう・・・なるほど、これがこうなってあの動きになるわけか・・・(?)」などと悦に浸りたいんですよ・・・
ていうか銀さんかっこいい〜!(語彙力0クソオタク)
いやまじでかっこよいよな?
ジャンプの主人公が20代後半マダオ(クソ強の上、実は闇が深い)なんて粋にも程があるだろ。
空知先生はジェンダー論とか、モラル的な意味でも作品見てる上でかなり信頼がおけるので、その点も銀魂は素晴らしいんだよな。
ていうか空知先生ってゴリラのふりしてるけど、実はめちゃめちゃ頭いいよな。
ほんと頭いいよな。
いまめちゃめちゃ並行して原作読みたいんだけど、原作実家なんだよなー!!!
コロナちゃんのせいで実家帰れないから読むのはいつになることやら・・・・
ここ一年帰れてないので、読みたい実家保管本がめちゃめちゃ溜まってるんだよな。
魔探偵ロキと、Tacticsと・・・
オタクバンザイ\(^o^)/
十二国記のすごいところ
引き続き十二国記、読んでいます。
今は短編集の「丕緒の鳥」を読み終わったところです。
またこの巻末の解説がいいんだな〜!
すごくいいこと言ってる。共感しかない。
ていうか十二国記は総じて解説ページがクオリティ高いので、最後まで読み応えがある。
十二国記を読み進めるなかで、何百回も頭に浮かぶ言葉がある。
「小野不由美先生の頭の中ってどうなってるんだろう?」
すごすぎないか?
壮大な虚言が、あたかも本当のように書き連ねられ、まさしくそこに国が存在している。
小野先生がすごすぎて、とにかく絶句しかない。
素人考えだけどフラットに考えて、小説を書こう!となった時にまず大筋のストーリーを決めるよね。
この巻は陽子が主人公で、陽子は異世界からこちらの世界に連れてこられた女の子だけど実は王様で・・・
で、この大筋のストーリーを盛り上げるために、信憑性を高めるために、大筋という一本の線に肉付けしていく。そうやって物語を作っていく。
そのあたりまでは、凡人の私の脳みそでも、まだ先生がやっていることに対して納得できるし、想像できる。
だってストーリーを面白くしようとするなら、そういった密接する部分を深く掘っていくのは大事なことだよね。
十二国記の凄いところは、本来王や麒麟に全く関係のないような、言ってしまえば本編に一切関係ないような部分まで緻密に繊細に本物のように設定を作りだし、それを終始徹底して、それらを前提にした上で物語を描いている事。
すべての設定に一貫性があり、もちろんシリーズの最初と最後で設定に齟齬があるなんてことは一切ないし、それはもはや設定の域を越えて、どこかに存在する国のあるがままの真実を記しているのではないかとすら思えてきてしまう。
特に読んでてなるほどな〜確かにな〜と思った4点。
いやまだまだ沢山あったんだけど。
すぐ思い出せるのが4つだった。
①十二国でも国によって海客に対しての扱いが違う。
そして海客は、よくあるラノベと違ってこちらの人々の話す言葉が通じない。何十年住んでいても未だにうまく話す事ができない。
②雁は豊かな国だけども、荒れ始めた柳との国境周辺は暗く町並みも寂しい。
豊かな雁は交通手段も発達している。そして豊かな雁の国の者は皆お金に余裕があるので、馬車?なりなんなりにすぐ乗る。
ただ、発達している反面、隣の国から入ってきたような貧しい者たちが乗れるような乗り物はない。
なので、馬車or徒歩というかなりのレベル差のある二択になってしまう。
そして宿もグレードが高く、貧乏民には敷居が高いので妖魔がでるような荒れた隣国へわざわざ宿をとらねばならない。
③本編にまったく関係ないような役職の人たちが、ちゃんと生きている。
存在して、考えて、日々を生きている。
物語を動かすため都合よく作られた者たちではない。個人個人が意思を持っている。
それくらい、自然に作り込まれている。
(丕緒の鳥しかり、風信しかり)
④王宮での異変が、ゆるやかに下層へ広がってゆく。
王が道を外したとき、すぐには伝わらず、ゆるやかにゆるやかに影響が広がっていくさまがあまりにも自然。
とにかく、読みながら随所随所で舌を巻いてしまう。すげーや。
次巻が楽しみでありんす。
十二国記を読み始めました。
数億年前に開設したきり放置されていたこのブログ。
ふと思い立ってログインしてみたら、なんと生きてるじゃあないですか。
しかもまったく無更新なのに月に40件ほどアクセスがある・・・
一体どういう手段でこのブログにヒットしているのだろうか?
気になりすぎる。
ところで、かの有名な「あの」十二国記を読み始めました。
誰でも一度は聞いたことがあるであろうこのタイトル。
90年代から続くこの有名なシリーズに、なんと私一度も手を出したことがなかったんです。
まさにその頃であれば、この私もれっきとした「毎日図書室に通う本好きの少女」だったはずなのに、三十路越えるまでページを開くことすらなかった。
なぜかというと、一応理由がありまして。
十二国記がアニメで放送されていた時に、ちらっと見たのです。「あの有名なシリーズがアニメ化したのか〜」と思いながらテレビをつけ、たまたま目にした回はめちゃめちゃ途中の話数だったんです。
なんとなく1話分眺めて見たけど、全然内容が理解できず「私向けじゃないな」と判断し、それから数年(数十年?)敬遠してきました。
今ならわかる。
そりゃあそうだ!!!
あの壮大なお話を、途中からなんとなく眺めたって理解できるはずもないし面白く思えるはずがない!!!
最初から見ないと!
もしくは、せめて本腰入れて画面を見ないと!
と、昔の私にいってやりてえ!!
でもでも、今、このタイミングで十二国記に出会えたことはそれはそれでめちゃめちゃ幸せです。
最新刊の「白銀の〜」まで入れて、全部で文庫16?冊。
あの緻密で壮大なシリーズをこれだけの冊数を読む事ができ、世界観に浸る事ができる!
数冊程度で終わらない!
エピソード4にあたる「風の万里〜」まで読んだのに、まだまだ半分も残ってる!
なんて幸せなんだ!!!ありがてえ!!!
ちなみに私はエピソード0の「魔性の子」から読み始めたクチです。
『「十二国記」のおすすめの読み順』という話題が昔ツイッターで盛り上がっていたのを覚えていたので、読む人によって読む順番が色々あるシリーズだ、という事は知っていました。
しかし順番を調べてから読むほどの情熱がその時にはなかったので、「沢山あってどれを最初に読めばいいのかわかんないな〜。でもこれがエピソード0だし、発刊日も一番古いから「魔性の子」を読めば間違いないだろ。とりあえず読んでみっか〜」
・・・的な感じで、今考えるとはっ倒したくなるような位気軽に手をつけたんですが、「魔性の子」を数ページ読んだだけで意識が変わりましたね。
「・・・この本、只の本じゃねえ・・・」と思わず背筋がのびました、あまりの面白さに。
まあ、作者があの小野不由美先生ですから、面白くない訳がなかったんですけど。
魔性の子を読み終わって慌ててググりました。
どれから読むべきなのか。
ちなみに、その後は公式おすすめの順番で読んでいます。
で、「風の万里〜」のあとがきの解説部分で語られている事が、余りにそのとおりすぎて、読みながら何度も頷いてしまいました。
普段あまり本を読まない方のために注釈を入れておくと、「解説」というのは巻末に著者ではない別の作家さんや芸能人などがその作品についての文章を寄せているアレが「解説」です。
大抵の本は読み飛ばしていいような内容のことが多いですが、たまに「この解説が巻末にあってこそ、この作品がより輝いておるのじゃな・・・!」というような神解説の場合もあります。
十二国記は基本的に解説もすばらしい!
で、十二国記は「魔性の子」から入るか、「月の影〜」から入るかで物語のイメージと感じ方がかなり違う。本当に違うと思う。
魔性の子は、シリーズ唯一のホラー作品に分類されていて、しかも元々のレーベルでは「十二国記シリーズ」に入れられていなかった。
それもあって、他の作品とかなり毛色が違うんですよね。
唯一、物語の舞台が日本ですし。
公式おすすめの読み方だと、だいぶ後ろの方に位置しています。後ろから3番目ですね。
でも私は「魔性の子」からスタートできて本当によかったと思う。
舞台が日本な事でとっつきやすかったし、作中で次々と人が死んでいく事によって登場人物が味わう得もしれぬ不気味さを、私自身も全く訳のわからないまま味わう事ができた。
シリーズをいくつか読んだ今ならば、クラスメイトを殺していっているのはタイキの使令である妖魔だし、途中で度々現れる謎の女は女径だとわかる。それから女径がさがしている「タイキ」は「戴麒」だと知っている。
それらを何もかもを知らないまま読めるのは一度きりしかない。
作中で広瀬が感じているのとおなじくらい、意味がわからない状態を味わえるのは、魔性の子を最初に読んだ者しか味わうことができない。
それを味わえたのは、本当にラッキーだった。あのときの選択を褒めてあげたい。
それから解説者も言っていたけど、「魔性の子」を最初に読むことによって「月の影〜」以降の物語への感じ方も全然ちがう。
「月の影〜」を読んでるときも、ずっと魔性の子の重苦しさが脳内にこびりついてる。
「月の影〜」から読み始めた人と同じように陽子の旅を眺めながらも、辛い旅の果てに陽子が希望をようやく見出しても、同じ世界観で「魔性の子」が存在するんだな、と思うと、なんか。なんか深い。
うまく言えないので、そこはもう解説の方がすべてまるっと語ってくれているので、全面同意と言っておきたい。
そして私が他の誰かに十二国記を勧める機会があったら、ぜひとも「魔性の子」を最初に読むことをおすすめしたい。
今のところ、とにかく麒麟たちが魅力的でたまらない。
「風の万里〜」まで読み終えた今、麒麟は3人登場している。
景麒、戴麒、延麒の三人なのだけど、これがもう、大好きすぎる。
「麒麟は慈悲の生き物」だという記述があったけど、もうね、神々しい。
あんな無愛想な景麒も、やんちゃな六太も慈悲深い。どんな悪いやつでも殺したくない。
血が苦手。ていうか血の臭いもだめで、血に触れていると具合が悪くなっちゃう。
王が道を外すと倒れちゃう。果ては死んじゃう。
なんちゅう高潔な生き物なんじゃい。
好きだ〜〜〜
なんかもう、麒麟たちをみているだけで尊くて泣けてくる。
ていうか、1巻の「月の影〜」を読んでる時点ではよくわかってなかったけど、麒麟である巧麟が陽子を痛めつけるシーン。(巧麟だよね?)
あれ今考えると、めちゃめちゃ巧麟ちゃん、可哀想すぎる!!!あまりに辛い酷い所業!!!!!
麒麟は人を傷つけたりできないんだよ!
血がだめなのに、自ら血を流させるような事をさせるなんて!最低だよ、巧王!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
読み進めていくうちに、当時なんでもなかったシーンがめちゃめちゃ胸に刺さる。
すごく辛かったし苦しかったんだろうなあ・・・。
全部読んだら、イチから読み返したい。
本当に面白い、十二国記。
<感想②>劇場版ヒロアカ THE MOVIE ~2人の英雄~
気が向いたので、続きかくです。
昨日はかっちゃんと切島がラブホにご宿泊ってところまでしかかけなかったんですけど、続きの感想です。
場面かわって、パーティーに参加するため、1Aの皆が待ち合わせをしております。
うーん、響香ちゃんドレスクソかわいい。
ちゃんとしたパーティーなので響香ちゃんもドレスアップしてるんですが、
響香ちゃん頭にマゼンタのコサージュつけて、マゼンタ×ブラック(ネイビーかな?)のロックテイストな、めちゃくそかわいいミニスカドレスきておる。
似合う。
うーんかわいい。
そこで一言、上鳴が「馬子にも衣装だな!」っていって響香ちゃんがキレるシーンがあるんだけど、映画内ちょいちょい上耳ありますね。
ここ以外にもあった気がします。いわゆるサービスシーンてやつですね、はい。
上耳は興味ないんですけど、でんぴが話してくれるなら嬉しいのでバッチコイです。
で、みんなちゃんとおしゃれにドレスアップしてるんですが、でんぴと峰田くんだけバイトの制服のままなんですよ~
なんでだよ、そこはヤオモモにつくってもらえよ。
その制服正装って呼んでいいのかよ。まあ可愛いからいいけど。
できれば私は正装のでんぴも見たかったんだよ・・・でも思ってたよりも全然登場シーンおよび見せ場が多かったから万々歳でしたありがとう公式・・・。
そうなのよ。まさかのでんぴのバトルでの見せ場があるんですよ。
こらぁさすがの私も驚いたね。まさかあのでんぴにバトルシーン入れてくれるなんて思わないじゃない・・・とりあえず映画なので出すだけ出しましたけど、登場シーンは一瞬ですよ、って感じだとおもって臨んだもんだからさ、私びっくりして体が震えた・・・。
ヒロアカに関して良く感じることなんだけど、なんか1A全員に見せ場を持たせてくれがちだよね。堀越先生。
愛が深いし、ゆとり的みんな平等に!なものを感じる。よいぞ。
だって寮になったとき部屋全員分(かっちゃん以外)見せてくれると思わなかったし、
あと特にアニメは、緑谷がこういうことをしているとき1Aの皆はこんなことをしていましたよ、っていうシーンがわりと増えてるよね。
この前の仮免のアニオリもそうだけどさ。よいね。
というわけで、内容ぶっとばしてでんぴの見せ場のシーンね。
簡単にいうと、パーティー会場に敵が乱入してきてオルマイやら他ヒーローは全員とらえられちゃうの。
で、犯人らが警備システムのっとったから、下手に手が出せなくて、デヴィット博士はとらえられて最上階まで連れていかれちゃうんですよ。
あ、説明するの忘れてたけど、デヴィット博士(元CV:木村君)はめちゃくちゃ優秀な博士でヒーロー関係の発明をたくさんしているスゲーお人だったんですね。
で、1Aは遅刻で会場に入れてなかったから捕まらず済んだので、オルマイや街のみなさん(人質)を救うため、最上階にある警備システムを解除しに行くわけなんです。
そんでまあ、全部で10人くらいいるから俺の屍を超えてゆけ!的な感じで、
上の階に上る度に何人かずつ脱落するんですけど。(語弊がある)
でんぴの見せ場は、警備ロボットが道の先にめちゃくちゃたくさんいるので先にすすめない、どうしよう・・・ってなった時に。
「俺の出番だな!」って感じで、飯田君に両手を差し出します。
(男に身を任せようとするでんぴとても良い)
(自分だけじゃ出来ないことを理解してるでんぴとてもよい)
で、飯田君がぐるぐる回転して勢い付けてでんぴをロボットたちのど真ん中に落ちるように飛ばします。
敵のどまんなかに一人で着地するでんぴ!
たった一人で危険な地におもむくでんぴ!よい!
他の皆は安全なところにいるのにでんぴだけ危ないことしてる!よい!!!
ここで予想外ななにかが起きたらでんぴだけ大怪我しちゃう、やだあ!とてもよい!!!!!!!!!
というわけでロボット相手に130万ボルトをぶちかまします。
ロボットは危険を察知してバリアしちゃうので、それなら・・・と「200万ボルト―!」を繰り出します。
(ここで響香ちゃんの「アンタそんなことしたら・・・!」という心配げなVOICEが入ります。上耳)
でね~改めて思ったんですけど、やっぱり電撃キャラは強いわ。
ハンターのキルアにしても、ワンピのエネルにしても、やっぱりどんなやべー世界でも電撃・電気っていうのは特殊能力、かつ最強と相場が決まっているんですよね。
ハンターのくっそやべー世界観でさえ電撃食らってまともに立ってられるやつはそうそういないし、その身に電気を宿せるのはキルアくらいだし、ワンピのエネルに関してはゴム以外太刀打ちできずルフィがいなかったらいまだに神やってますよアイツは。
というわけでね、電撃最強。
生まれ持った個性最強説。まだでんぴは修行の身だからすぐアホになっちゃうし、全然敵を倒せないし、最強感は全然ないんだけど、
でもあの個性を更に磨いて、身体能力もパワーアップしていけば、
将来的にかっちゃん、轟くんに並べるくらいのヒーローになる可能性もなきにしもあらず。
前述の2人は才能マンだから、相対的にはヒーローとしてランクを競うような感じでは並べないかもしれないけど、ある状況ではめっちゃ強いとか、一目置かれるやべーやつになってくれる可能性はある。
だって敵全滅させようと思ったらでんぴなら一瞬だし、電子機器や武器を無効化させるのも一発だし、いうたら味方も一瞬で全滅させることが可能。(こわい)(好き)
敵の大まかな場所さえわかっていれば、その方向に電撃かませば行動不能にはできるじゃん。
つえーわ。でんぴ可能性に秘めてるわ。
あとさ、空から普通に雷めちゃくちゃ落ちてきてる日に、でんぴは一人校庭に立ってても大丈夫なんだよ。
お外で1Aが体育していたら、めっちゃ突然の豪雨で雷クソ程鳴ってて、「お前ら、はやく教室にもどれ」って相澤先生が指示だした瞬間に上鳴の所に雷落ちてきて、
めちゃくちゃビリビリって感電して上鳴そのまま衝撃で倒れてしまって、
女子たちが「キャーーーーーーーーー!!!」って悲鳴あげて、
相澤先生もさすがに焦って「リカバリーガールを呼んで来い!」って言いながら慌てて上鳴に駆け寄ろうとして、
1A男子も慌てて「上鳴くん大丈夫か!」「上鳴!」ってパニックになりかけて阿鼻叫喚になるんだけど、
瀬呂に抱き起された上鳴がぜんっぜんケロッと目をあけて「あー、めっちゃびっくりした~。なに?雷?」とか言ってふっつーに起き上がるもんだから、皆ポカーンってしちゃって。
(あ、そういやコイツ個性帯電だったわ・・・)ってなって。
空からの落雷ってすごい電圧で、200万~10億ボルトらしいんだけど(ふつうなら即死ね)、そんな攻撃受けても全然まったくダメージくらわないっていうでんぴまじで強すぎ。
そんで1Aの皆が改めて、実はこいつ(潜在能力的な意味で)やべえ奴だったんだな、ってなるやつ。うーん見たい。
誰か書いてほしい。できれば公式で。(むり)
↓次回につづく↓
<感想>劇場版ヒロアカ THE MOVIE ~2人の英雄~
映画ヒロアカを見た勢いそのままに、というか勢いだけでブログを開設した。イェイ。
ヒロアカの感想を書きたいがツイッターで書くと分割されてめんどくさい、
かといってよく見かけるメモに書き綴った画像を載せるのもめんどい、
でも感想かきたい。というただひたすらにずぼらな精神だけで作りました。
という訳で早速感想、っていうか自分のための備忘録なんですけど、
あと大変偏った内容の感想なんですけど。
あとたぶんだけど、めちゃ長い。語彙力ないです。
書きたいところしか書いていません。
気が向いた方は読んでみてくださったら嬉しい。
「劇場版僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE~2人の英雄~」感想
一言でいうと、見て損はないので、ヒロアカが好きであればぜひ見に行くべきですね。
損をするのは相澤先生オンリー推しの方くらいですかね。
相澤先生は、こんなに素晴らしい映画なのにほんとに全く一切出てきませんので、相澤先生推しの方は恨んでも恨みきれないと思います、心中お察しいたします。
まずはあらすじ。
今回の舞台は、海外に浮かぶ巨大人工都市<I・アイランド>だそうです。
アニメや原作で明かされていない、期末試験と林間学校の間のストーリーとのこと。
まず冒頭、アメリカでの若かりしオールマイトの戦いから始まる。
若かりしオールマイト、事前告知とかで流れてるのはなんかあんまり好きじゃなかったんだけど、いざ動いたらやたらめったらかっこいい。
シュッとしててかっこいい。やたらかっこいい。
もちろん敵退治の様子が描かれるんですけど、突然赤い車?にのったイケメンが「トシ!」と慣れた様子でオールマイトの事を呼びながら現れます。
なんだこのイケメン・・・?声が死ぬほどいい・・・好き・・・とか思ってるうちに耳がやられます。なんとコイツ、CV:木村良平です。なにそれ好きにきまってるじゃん・・・。
正直声がよすぎて顔とか内容が頭に入ってきません。
どうにかこうにか、
CV:木村くんが若オールマイトと一緒に敵と戦っていて、2人は相棒らしい、位の情報を得られましたが、細かいことはすべてわすれました。木村君のVOICEのせいで。
しかもこのCV:木村良平、なんとのちに生瀬さん演じるイケオジに成長する青年デヴィットです。超重要キャラです。なんならイケオジ成長後もずっと木村くんが声やってくれてよかったんですけど?
まあそこは大人の事情とかで色々あるんでしょうね。わかりました諦めます。
というわけで時はながれ、I・アイランド行の飛行機のなか。
オルマイとデクが二人だけで飛行機にのっています。
え?なんで二人きり?
オルマイがイベントの招待状をもらったので、出久を誘ったとのこと。
いやいやいや。ちょ待てよなんだよ~、
いち教師であるオルマイがいち生徒であるデクを夏休みに誘って旅行ってありなのか?
なしじゃねえか?特別扱いすぎるし、他の生徒は???
まあそこは、うん。察するよ。デートなんだよね。なら仕方ない。
思った以上に師弟の仲は深かったらしい。心にダメージくらったけど公式がそう言うなら仕方ない。
20席くらいあるのに誰ものってねえよ自家用ジェットかよ等々、色々ツッコミはあったんだけど、それはおいといて、島につきました。
島についたら、CMで死ぬほど見たメリッサちゃん(金髪メガネ女子)が迎えにきてくれます。
声を演じるのが女優の志田未来ちゃんなんですけど、なんとまあ死ぬほどうまいんですよ。私は驚いた。声優の方々と遜色ないし、全然違和感もないです。
元々志田ちゃん好きな方だったんだけど、より一層好きになった。才能がある人が大好きなので、私。
というわけで、メリッサちゃんも全然興味なかったんだけど、一気に興味でた!
メリッサちゃんはデヴィット(元CV:木村良平・現CV:生瀬さん)の娘だったのですが、なんかすごい研究が一段落したのでオルマイと再会させるべくパパにサプライズでオルマイに招待状を送ったとのこと。
オルマイとデヴィット(以下デイヴ)が二人きりになったら、
なんかいけない空気流れたよね?
デイヴはオルマイが活動限界があって、もう長く戦えないことをメールで聞いて知っていたんだけど、それを目の当たりにしたデイヴ様子おかしかったよね?
ていうか二人しか分らないアレ・・・的な雰囲気あったよね?
デイヴ、オルマイのこと無意識に好きだったんじゃない?CV:木村君だし・・・
若かりしデイヴすごくかわいい顔してたし・・・(偏見)。
でもきっと無意識の恋心だったんだとおもう。(性癖)
その恋に気付かないままオルマイが日本に戻ってしまって、なんだかわからないけど胸にぽっかり穴があいたまま、なんとなく結婚して子どもが生まれて(その後妻は死んだという脳内設定)、娘の成長を見守りながら研究して、幸せってこういうものだなって思っていたんだけど、オルマイに数十年ぶりに会ったらなんだか胸がぎゅーっとなってしまって、自分の鼓動ってこんなに早く刻むものだっけ?ってドキマギしちゃって、オルマイにどう笑いかけたらいいのかわからなくなってしまって、
そんななかオルマイが個性を失いかけてて体も限界で苦しんでるのに気づいてしまって、あの頃のオルマイをもう一度見たくて、罪を犯すほどに思いつめてしまったんとちがうの?
あ~恋って盲目だな~(ちがう)
そういう訳で、
島をメリッサに案内してもらうデクなんだけど、何故だか至るところで雄英1Aの皆と出会います。
1、お茶子・やおもも・響香ちゃん(ヤオモモの招待状できた)
2、でんぴ(かわいい)・峰田(バイトで来た)
3、飯田くん(実家がヒーロー一家だから、一人で招待状使ってきた)
4、ショート(エンパパの招待状できたはず)
で、注目すべきは切島と爆豪なんだけど、
2人はどうやらかっちゃんが体育祭で優勝したので、優勝者に送られる招待状を使って来たらしい。
え、ってことはさ、かっちゃんが切島誘ったってことだよね。
1AのHRでわざわざ渡したりはしないよね、相澤先生は。多分よびだして招待状を渡したよね。
そしたら、かっちゃん自ら切島を誘ったってことしか考えられないんですけど。
もしくは、切島が「俺も行きたい!いっしょにいこーぜバクゴー!」っていうように仕向けたかもしれない。
切島の目にとまるように部屋の机に出しっぱなしにしてみたり、部屋でこれ見よがしに招待状を鞄から出してみたり、そういう計算高い事をしたってことにならない?
しかもね~切島とかっちゃんが島に来てることを電気は知らなかったじゃないですか。
ってことは、そういうやりとりを絶対二人きりの時にしてるってことになりますよね。
もし学校内でそういう招待状をチラチラさせてたら、絶対電気およびセロの目に留まるじゃないですか。っていう事実がないってことは、密室の寮部屋内にて行われたってことでファイナルアンサー。
って言うことは切爆って、公式設定でお互いの部屋行き来してる上によく二人きりになってるってことですよね。
あ~もうなんか、出勝がすきなんだけど、切爆は個人の嗜好とかもう越えたところにいるっていうか、もうかっちゃんの切島だいちゅき感がすごくて、切島はいうまでもなくかっちゃん大好き!バクゴー第一!っていう感じだから、ホントにただの幸せなカップルですね。
あ~ありがたいですね。幸せオーラ万歳。
あとここらへん(どこらへん)で、すごくたくさんバトルシーンがあるんですけど、クソ作画がいいので目が飛び出ると思います。(切島バクゴー轟くん初登場シーン)
あとかっちゃんがやたらデクに絡んでて、今日かっちゃんとばしてんな~って思いました。
場所は変わって切爆のお泊りするホテルの描写があるんですけど、
こんなの絶対おかしいよ・・・ってことが山程ありました。たった3分くらいの中で。
まず、かっちゃんがベッドに寝そべってるんですけど、ベッドの背もたれ?の部分に薔薇だか花だかのモチーフの彫刻だか模様があるんですよ。
見た瞬間、
「え・・・ラブホのベッド・・・?」
「こいつら堂々とラブホに一泊・・・?」
「ざわ・・・ざわ・・・」ってコメントが脳内でバーって流れました。
あからさまになんかおかしかったんですよ。あんな悪趣味なビジネスホテルのベッドなんて存在します?いやしないね。
だって、瀬呂君の部屋とか、芦美奈の部屋も映ったけど普通のベッドだったもん。
切爆の部屋だけだよ、あんなラブホ感あるベッド。
だめだよ~まだ高校生なのに、旅行でラブホ選ぶなんで勇気ありすぎだよ~。
どんだけ~!
そんな恐ろしいDQNカップルのお二人なんですけど、もっと怖いことがあります。
このあとのパーティについて、「正装なんかもってきてねーよ」と拒否するかっちゃん。
そこにすかさず、切島。
「そんなこともあろーかと、俺がお前の分も持ってきておいたぜ!」
いやいやいや。
いろいろおかしい。いろいろおかしいし、かっちゃん用の衣装だけやたら凝っててかわいい。しかも切島カラーの赤をわざわざチョイスしていやがる。
そのうえ背面に薔薇の刺繍(刺繍希望)が入った恐ろしく気合の入ったかわいい衣装だぞ。
自分用のは普通のスーツなのに!
かっちゃんのこと好きすぎるし切島の彼氏面がおそろしくてびっくりした。
なんだこいつ、すげー。突き抜けてる。
あと、それを問題なく受け入れてるバクゴーにも驚いた。
もうこのかっちゃん、切島にうま~~く懐柔されてて、切島なしでは生きられない体にされてる。無意識に。
無意識に依存させられてる。半日離れただけで不安になるやつ。
うわこわいな~切島・・・かわいい顔してさあ・・・えげつないわ・・・。
これだから切爆は!
途中だけど、つかれたから一旦おわります。
続いたらいいな、って感じです。